FreeBSDのpowerdで省電力と動作効率の向上を設定する
人気ブログランキング にほんブログ村 FreeBSDをインストールする際、以下のように追加サービスの選択が求められる。 ここで「powerd」を有効にしておくと、システムの状態を監視し、CPUの負荷に応じて消費電力を節約したり、パフォーマンスを向上させたりすることが可能となる。 しかし、powerdを有効にしただけでは標準設定の状態で稼働するため、自分が使用するPCに見合った設定に変更する必要がある。 ちなみに標準設定について、powerdの説明書きには以下の通り示されている。 「標準モードは、バッテリー電源の場合にはadaptive、それ以外の場合にはhiadaptiveが適用される。」 各種オプションの詳細説明は以下から参照できる。 https://man.freebsd.org/cgi/man.cgi?powerd または $ man powerd 自分の場合は、省電力を重視しつつ状況に応じてパフォーマンスをバランス良く向上させる「adaptive」に設定する。 # ee /etc/rc.conf インストール時にpowerdを有効にしなかった場合は以下を記述する。 powerd_enable="YES" その下にadaptive設定を適用するべく以下を記述する。 powerd_flags="-a adp -n adp" さらに、CPUを低電力状態とするべく以下を記述する。 performance_cx_lowest="Cmax" 注:使用PCがバッテリー電源の場合は以下を記述する economy_cx_lowest="Cmax" 保存する。 powerdサービスを再起動する。 # service powerd restart CPUの動作周波数を確認してみる(自分のPCは最低値が1700) % sysctl dev.cpu.0.freq dev.cpu.0.freq: 1700 CPUの負荷状況に応じて数値が変化する。 % sysctl dev.cpu.0.freq dev.cpu.0.freq: 2400 最高で3700まで上昇した。 % sysctl dev.cpu.0.freq dev.cpu.0.freq: 3700 人気ブログランキング にほんブログ村